【リレートーク③ カッサーが語る「冒険」と「未来」】

2025.10.10

スタッフだより
みっちからバトンを受け取りました。
浜わらす代表の笠原一城(カッサー)です。
いつもご支援、ご協力をいただき、本当にありがとうございます。
普段は漁師でありサーファー。子どもたちからはカッサーと呼ばれ、ありがたいことに子どもたちから少しは頼りにされているようです(笑)
40歳を過ぎていますが、子どもたちの目線で一緒に遊ぶのが楽しくて、発想は小学生と大して変わらない自称ウォーターマンです(笑)。
私たち浜わらすのフィールドには、子どもたちの「好き」が詰まっています。
木の上には手作りのツリーハウス。夏休みは、自然の中で過ごすキャンプと思いっきり楽しむ海遊び。誰もが子どもの頃に憧れた、ちょっとやんちゃで夢中になれる時間を、ここ気仙沼でつくっています。
この活動を始めたのは、東日本大震災の後でした。
震災後、海に近づきがたい時期がありました。
しかし、海の近くに住む親として、海を愛する者として、
強く思ったのです。
「海の近くに住むなら、ちゃんと海と仲良くならないとダメだ」と。
この地で子育てをしていく以上、海を恐れるのではなく、海の厳しさも恵みも、正しく伝えていきたい。そう決意して活動を始め、おかげさまで10年が過ぎました。これまで、延べ2500名を超える子どもたちが活動に参加し、そして浜わらすから巣立っていきました。
そして今、私たちが次のステップへ進むきっかけをくれました。
なんと、一度卒業した子どもたちが、まるで鮭がふるさとの川に還ってくるように、最近はスタッフとして運営に関わってくれるようになったんです!彼ら、彼女らこそ、私たち大人が大切に育ててきた「次世代の担い手」です。
彼らの姿を見て、私の願いはシンプルになりました。それは、「次世代が、迷いなく活動に集中できる環境を整えてやること」。彼らに最高のバトンを渡すことが、私たち大人の役割だと感じています。
誰もが心の中に持っている、子ども時代の冒険の記憶。
私としては、「あの頃の自分」を応援するつもりで、今の彼らを支えてやりたい。きっと、子どもたちのたくましい成長を願う気持ちは、私だけではないはずです。
これからの未来を担う子どもたちの「冒険の続き」を、どうか一緒に見守ってください。
浜わらすは10周年を記念し、バースデードネーションを実施中です。皆様からのご支援により目標金額は達成しておりますが、プロジェクトは10月13日まで継続中です。
ぜひラストスパートまで応援をお願いいたします。
▼子どもたちの経験を未来へつなぐご寄付はこちらから!
10月12日日曜日は10周年イベントを開催いたします。
ぜひイベントにもお越しいただき、子どもたちの成長を直接ご覧ください。何卒、ご支援のほど、心よりお願い申し上げます。

HAMAWARASU

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